環境と共生する家

 

自然エネルギーを
受動的に取り込んだ
環境と共生する暮らし

外気温が5度前後でも日差しがあれば暖房を止めても暖かい。建物の断熱性能はもちろん、日射取得のための窓の方角やサイズ、ガラスの種類などのノウハウも、長年取り組んできた実績の裏付けから導き出した提案だ。冬は陽射しの恩恵を受け、夏は外部ロールスクリーンで遮蔽。機械に依らず、太陽の光という自然エネルギーを建物の設計で受動的に取り込んでいる。
 
 
 

地場産材の表情を楽しむ秋田杉コーディネート

 
木目の色合いや節の有無など、異なる表情を見せる秋田杉がいたるところに用いられた住空間は当社の得意とするところでもあり、施主のSさんの要望でもあった。Sさんの職場は県の木材産業を支える木工技術の研究所。秋田杉の床は肌触りがやわらかく、足裏にほんのりとあたたかみを感じる。この人肌のような感触とともに、まだ小さな兄妹の思い出が育っていくと思うと感慨深い。

より快適な環境のために、この住まいに施された新たな取り組みがひとつ。高断熱高気密の環境は湿度が不足しがちだが、機械に頼らず改善するために、浴室に内窓を設け、入浴で生じた湿度を室内側に放出させるという仕掛けを試みた。放出させた湿度は調湿タイルを一面に貼った廊下の壁が吸収し、空気が乾いた時に放出される。入浴は毎日のことなので、加湿器のように水を補給する手間もなく、健康に理想的な湿度が保たれている。

 
 

Data


敷地面積  201.00㎡
延べ面積  134.15㎡
一階面積  73.7㎡
二階面積  60.45㎡
竣工日:2017年10月
工期:125日+塗壁・セルフビルド18日
家族構成:夫婦+子供2人

工法:新在来工法
UA値 0.35W/㎡K
Q値 0.93W/㎡K  
C値 0.22c㎡/㎡   
年間暖房消費エネルギー27.54KWh/㎡
基礎:ベタ基礎
断熱材:
基礎/立上り外側 防蟻用EPS75㎜/立上り内側 EPS100㎜/土間 防蟻用EPS50㎜
壁/高性能GW16K105㎜+付加断熱高性能GW 16k90㎜
屋根/高性能GW16K286㎜(315㎜圧縮)
外装材:窯業系サイディング+秋田杉
内装材:珪藻土入塗壁+秋田杉無垢源平羽目板+壁紙
床材:秋田杉無垢床板30㎜+自然塗料 一部セラミックタイル
開口部:樹脂サッシ(トリプルガラス・ペアガラス・防犯ガラス)
キッチン:タカラスタンダード
バスルーム:タカラスタンダード
給湯・暖房:エコジョーズ暖房給湯用ボイラー、ファンコンベクター(床下設置)
その他:造作家具、テーブル