施工例
地元の木と人でつくる木のあったかな家
地場産材をふんだんに使った蓄熱に優れた家
住宅地の町並みに建つ板張りの一軒家。
面が段違いになった差しかけ屋根は、段違いで支え合うことで耐風性が高い。海が近く風の強い能代ならではの地域性を表す意匠です。
施主のKさんが住まいに求めたのは「本物の木の家」であること。初めは大手住宅会社の展示場に足を運んだが共感を覚えず、地元の木と地元の大工が施工を手がける当社の噂を聞きつけて訪ねてきてくれました。
K邸はまず玄関が特徴的。土間は3.5畳の広さがあり、薪ストーブが据えられている。通常は靴を脱ぐためのスペースだが、K邸の広い玄関でできることは数え切れない。
「実は家の中で一番気に入っている場所が玄関かもしれません。自転車の手入れが出来る広さがあり、自分の趣味部屋のようで」とご主人。薪ストーブが玄関土間にあることで、友人と玄関先で語らいながら炎を眺めてお茶を飲むことも。土間コンクリートには蓄熱効果もあり、さらにブロック塀で壁面にも熱を蓄えてあたたかさを持続させることができる。寒冷地で快適にくらすための知恵が住まいの特徴となった。
Data
敷地面積 / 315.70㎡ (95.06坪)
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工法 / 新在来工法
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